マカオの壺焼き

内容意味不明。タイトル意味不明。管理人脳内意味不明。 の意味不明三冠王なブログです。
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マカオ
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誰が為に君は。 第一話

(今回は真面目な小説です。グロテスク注意。)
(この話はフィクションです。実在の人物、団体、病気などとは一切関係ありません。)

●200×年某日。それは突如発生した。そして瞬く間に世界を覆い尽くし、人々を恐怖に陥れた。

どうにも試験管くさい研究室を歩き回りながら俺が思いついたことは、コーヒーが切れてることと何気にこの部屋に試験管は一つも無いってことぐらいだ。
じゃあこの研究室の試験管の臭いはどこから来ているのか、そもそも試験管の臭いってどんなのだろうね?
最近はもっぱらこのようなくだらない妄想を繰り広げている。
当たり前だ。こんな飾り気の無いところに軟禁されているだ。ストレスの溜まらない方がおかしい。
ふと白衣のポケットに突っ込んだ右手が、金属質の物体に触れる。
右手は、端くれとはいえ研究者という肩書きならば持ち得ない筈の拳銃をにぎりしめた。

●その病の初めての発症者、発症のタイミングは、最悪の状況下で起こった。某国大統領就任会の演説中、歓喜と祝福に見舞われる中で同席していた一人の議員が立ち上がり、大統領秘書の首の肉を噛み千切った。会場は騒然となり、数人のガードマンがその議員を取り押さえた。
事態は沈静化すると思われたそのとき、ガードマンの一人がその議員を喰い殺した。更にパニックになる会場。続出する「他人を喰い殺そうとする者」。
悪夢の始まりだった。

あと3秒。
あと2秒。
あと1秒。
0秒・・・計算通り、ポーッと景気のいい音をたててお湯が沸いた。俺は手際よく先ほどバイトの監視員に買ってきてもらったコーヒーをつくる。その手つきは我ながら慣れたものだと思う。
ん?あぁ、さっきのカウントダウンは何かって?俺の数少ない特技の一つ、体内時計ってヤツだ。俺は20分ほどなら誤差1秒未満で正確に計ることが出来る。この特技、なにやらレーサーやジョッキーだと重宝されるらしい。
しかしあの監視員、俺がコーヒーの買出しを頼みに行くまで爆睡してやがった。職務怠慢もいいところだ。まぁ研究室に閉じこもってコーヒーをイヤというほど飲み啜っている俺も人のことは言えないが。
・・・俺は退屈をニコチンで紛らわそうと、白衣の左ポケットに手を突っ込んでタバコの箱を取り出す。が、
ん。あららら、そういや切らしてたんだったな。
・・・はぁ。とため息一つ。俺は憂鬱度合いを更に高め、中身の無いタバコの箱をごみ箱に投げ入れる。結構な距離があったが、タバコの箱は予想外にも正確な軌道でごみ箱に入った。おぉ、この距離で入れれたのは初めてじゃないか?10mぐらいはなれてるぞ・・って俺は何軽く興奮してんだろうね。
くだらない思考を停止して、俺は白衣を翻し厳重な扉を開けてロビーの自販機に向かった。
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